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自動車運転過失致死傷罪:新設へ 「大きな一歩に」遺族ら国会審議傍聴 /埼玉
◇川口園児死傷の遺族ら傍聴 衆院法務委員会が16日に開かれ、自動車運転過失致死傷罪(懲役7年以下)の新設など刑法の一部を改正する法案を全会一致で可決した。17日の衆院本会議で可決される見通し。悪質な運転で死亡交通事故を起こした加害者への厳罰化を求め、審議を傍聴した川口園児死傷事故の遺族らは「悲惨な事故が二度と起こらないよう、今後も厳罰化の話し合いを継続してほしい」と話した。 傍聴したのは、昨年9月の事故で死亡した福地悠月(ゆづき)ちゃん(当時5歳)の父禎明さん(38)と小山内夢乃ちゃん(同4歳)の母陽子さん(27)。99年に東名高速道で娘2人を亡くした井上保孝さん(57)、郁美さん(38)夫妻らとともに耳を傾けた。 委員会では、民主の細川律夫議員が「最高刑が7年の自動車運転過失致死傷罪は、20年の危険運転致死傷罪とアンバランスだ。被害者や遺族からは重罰を望む声が出ており、7年への引き上げでは不十分」と指摘。さらに川口の園児死傷事故に触れ、業務上過失致死傷罪に問われた運転者が、最高刑の懲役5年となった1審判決では「裁判官も現行法の不備を指摘していた」と述べた。長瀬甚遠・法務相は「過失犯と故意犯の区別なしにはいかない」と説明した上で「今後の状況を見ながら、必要があれば(7年が妥当かどうか)検討していく」と答えた。 「子どもたちの命がどのように国を動かすかを見に来た」という小山内さんは傍聴後、「事故が起こらないように対策もしっかりと講じてほしい」と語り、福地さんは「(最高刑5年の業過致死傷罪から)たった2年の引き上げだが、これが大きな一歩になると信じたい」と話した。 川口園児死傷事故は昨年9月、川口市の市道で発生。保育園児らの列に脇見運転のワゴン車が突っ込み、4人が死亡、17人が負傷した。【町田結子】 毎日新聞 2007年5月17日
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