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交通事故調書の開示を、被害者団体がシンポジウム開催

 交通事故・事件の被害者遺族らで作る「交通事故調書の開示を求める会」(事務局・東京)が18日、東京都港区でシンポジウムを開き、参加者らは、被害者が真実を知ることができるよう、捜査記録の早期開示を可能にする制度の整備を求めた。

 同会は2004年、捜査の経緯が分からない状況に疑問を持った遺族らで設立。この日は、05年に国連が「世界交通事故犠牲者の日」として決議した11月の第3日曜日にあたり、これにちなんだ初のシンポジウムを開催した。参加者は、「目撃者が証言していない内容まで調書に書き込まれていたことが後に判明した」などと述べ、捜査中は調書が開示されない現行制度に疑問を投げかけた。

 04年にダンプカーとの衝突事故で長男(23)を亡くした埼玉県宮代町の真砂佳典さん(58)は、「調書の非開示が前提だからずさんな捜査がまかり通る。被害者への公開を念頭に置けば、手抜きはできないはず」と訴えた。交通事故・事件の捜査に詳しい青野渉弁護士も、「捜査情報は公益にあたるとして調書を開示する米国やドイツと比べ、日本の制度は被害者側の視点が欠けている」と指摘した。

 シンポジウムの最後に、被害者らを追悼し、献花も行われた。

2007年11月19日0時35分  読売新聞)
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