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2005年05月23日
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交通事故:
高校生の列に車、3人死亡 飲酒の容疑者逮捕−−宮城・多賀城の国道

 ◇ウオークラリー暗転

 22日午前4時15分ごろ、宮城県多賀城市八幡1の国道45号交差点で、塩釜市内の男性会社員(34)の運転する乗用車が一時停止していたところ、右側後方から信号無視して走ってきた多賀城市山王、会社員、佐藤光容疑者(26)のレジャー用多目的車(RV)が衝突した。2台は横断歩道を渡っていた仙台育英高校(仙台市宮城野区など、加藤雄彦校長、生徒数2997人)の1年生の列に突っ込み、生徒3人が頭などを強く打ち間もなく死亡。4人が重傷、18人が軽傷を負った。県警塩釜署は佐藤容疑者を業務上過失致死容疑で現行犯逮捕。佐藤容疑者は酒気帯び運転と居眠りを認めており、危険運転致死などの容疑も視野に調べている。

 死亡したのは、仙台市泉区加茂3、細井恵さん(15)▽同県山元町高瀬、斎藤大(はじめ)さん(15)▽同県七ケ浜町汐見台2、三沢明音(あかね)さん(15)。調べでは、生徒らはウオークラリーのため午前4時に同校多賀城校舎(多賀城市)を出発。約22・5キロ先の同校松島研修センター(松島町)へ向かう途中だった。

 現場は片側2車線の丁字路交差点。佐藤容疑者は「仙台市内で焼酎を飲んだ。居眠りしていた」などと供述している。【赤間清広】

 ◇「30メートル飛ばされた」

 「強い衝撃ではじき飛ばされ、気付くと歩道脇の植え込みに車ごと突っ込んでいた」。佐藤容疑者のRVに衝突された乗用車の男性会社員は、事故の瞬間をそう振り返る。ブレーキ音もなく突っ込んだRV。生徒数人が倒れ、靴やリュックが散乱する路上に大きな血だまりができた。男性は「助かった生徒も真っ青。見ていられなかった」と話す。

 生徒たちを誘導していた男性教諭は「信号が青になり『渡れ』と指示したところ、突然、RVが突っ込んできて30メートルほど飛ばされた子がいた。頭から落ちた」と話した。

 亡くなった細井恵さん(15)と幼なじみという女子高校生(15)は「テニス部で一生懸命練習し『高校でも続けたい』と話していたのに」と声を詰まらせた。斎藤大(はじめ)さん(15)が副部長だった山元町立山下中卓球部の顧問を務める女性教諭(59)は「何事にもまじめに取り組んでいたのに……」と涙ぐみ、三沢明音(あかね)さん(15)が通った七ケ浜町の中学校の教頭は「明るくて友達が多かった」と人柄をしのんだ。

毎日新聞 2005年5月23日 東京朝刊

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