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社会
副検事が追突事故の担当外れる 被害者両親が再捜査要請

 神戸市内で飲酒運転の乗用車がミニバイクに追突する事故があり、意識不明の重体となったミニバイクの男性(22)の両親が「副検事が加害者を不起訴にしようとしている」として、神戸地検の担当副検事の交代を求める書面を大阪高検に提出後、担当が別の副検事に代わっていたことが分かった。副検事の交代後、加害者は業務上過失致傷罪などで起訴された。

 事故は平成16年10月27日未明、神戸市中央区の交差点で発生。アルバイトの帰りだった神戸国際大3年(当時)の門澤伸吾さんがミニバイクを運転中、米谷憲太郎被告(31)運転の乗用車に追突されて意識不明となった。米谷被告は道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕された。

 しかし、伸吾さんの両親によると、神戸地検の副検事は、伸吾さんの飲酒・居眠り運転の可能性を指摘し、「避けられなかった事故。(業務上過失致傷罪は)嫌疑不十分で不起訴になる」と話したという。

 両親は不信感を募らせ、昨年夏、伸吾さんのアルバイト先だった飲食店店長に飲酒を否定する証明書を書いてもらうなどした上で、昨秋、大阪高検検事長に再捜査の要請と副検事の交代を申し立てた。

 その後、別の副検事が捜査を担当することになった。交代後の副検事は両親に「責任を持って一からやります」と話し、今春から実況見分や関係者の聴取など捜査を再開。その結果、「隣車線の新型車に気をとられ、前方不注視のまま交差点に進入し、ミニバイクに追突した」との結論に達し、今年7月に米谷被告を業務上過失致傷などの罪で起訴した。

 伸吾さんは今も意識不明で、父の眞さん(50)は「何も話せない息子のため、できる限りのことをしたかった。交代後の副検事は一貫して私たちの側に立ってくれて満足している」と話す。

 神戸地検は「捜査上のことはコメントできない」としている。

(10/11 08:44)


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