飲酒運転の危険性や代償の大きさを認識してもらおうと、県警は25日、守山市木浜町の運転免許センターで、交通事故の被害者を招いて話を聞く特別講習を行った。飲酒運転の免許停止処分者ら25人が受講、真剣な表情で講師の話を聞いた。
講習には、交通事故遺族などで構成される「TAV交通死被害者の会」の田中博司さん(61)=竜王町=が、自らの経験をもとに約1時間講演した。
田中さんは、平成16年に長男の幹弘さん=当時(23)=を交通事故で亡くしている。「もし自分が被害者になったらどうかということを考え、交通事故遺族の気持ちの重さを感じてほしい。飲酒運転は犯罪。1滴でも飲んだら飲酒運転になるという自覚を持つことが必要。免許証を初めてもらった初心を思い出して、その重みを再認識して」と述べた。
さらに「今、世間では飲酒運転に厳しい目が注がれているが、これを一過性で終わらせるのではなく、継続させてほしい」とも。受講した大津市内の会社員の男性(32)は「被害者の人の気持ちがどうかということが分かった」と話していた。
特別講習は、飲酒運転でスピード違反や信号無視をしたり、単独事故を起こして摘発された免許停止処分者らが対象。今後も定期的に行う。
(10/26 10:41)