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大阪バス事故、運転手は連続徹夜「最近は毎日運転」

 大阪府吹田市で18日早朝、スキー客を乗せた「あずみ野観光バス」(長野県松川村)の大型バスがモノレールの橋脚に衝突し、27人が死傷した事故で、小池勇輝運転手(21)が、事故当日までの少なくとも2夜にわたり、1人で連続乗務していたことが府警交通捜査課と吹田署の調べでわかった。

 いずれの乗務でも途中交代なしに徹夜で運転していたという。

 府警は、連夜の過重労働が居眠りにつながった可能性が高いとみており、下総建司社長(39)についても道路交通法違反(過労運転下命など)容疑での立件を視野に捜査している。

 府警は19日、小池運転手の業務上過失致死傷容疑を裏付けるため、同社事務所などを捜索し、運行記録などを押収。大町労働基準監督署(長野県大町市)も労働基準法違反の疑いで立ち入り調査を行った。

 調べでは、小池運転手は、事故2日前の16日午後10時半ごろ、スキー客を乗せたバスを運転して大阪を出発し、17日午前5時ごろ長野県白馬村に到着。半日ほど休憩した後、事故を起こしたバスに再び乗り込み、17日午後6時ごろ、同村を出発していた。

 片道約500キロを1人で運転しており、府警の調べに、「スキーシーズン中で多忙なため、ここしばらくは毎日運転していた」と供述しているという。

 下総社長は事故当日の18日夜、読売新聞などの取材に、「(小池運転手は)前日と前々日は公休日だった。休息は十分取っていたはず」と話していた。

 府警などによると、小池運転手は昨年7月に大型2種免許を取得したばかり。バスには、出発時、交代要員として下総社長の妻で同免許を持つ専務(44)が乗務していたが、途中の休憩場所で別のバスに乗り換えたという。

 同社は、貸し切りバス事業が免許制から許可制に規制緩和された後の2000年7月設立された。大型10台、中型2台のバスを所有し、従業員は約10人。小池運転手は下総社長の長男、死亡したアルバイト添乗員で定時制高校1年の小池雅史さん(16)は三男。昨年1〜2月、運転手1人にスキーツアーなどで4時間以上連続運転させながら、定められた30分間の休憩をとらせていなかったとして、同6月、大町労働基準監督署から是正勧告を受けている。

2007年2月20日3時0分  読売新聞)
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