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黄色い風車で交通事故ゼロ呼びかけ 大阪の遺族の会 (1/2ページ)

2008.10.31 11:42

 世界保健機関(WHO)が提唱する11月16日の「世界道路交通犠牲者の日」に、大阪の交通事故犠牲者の遺族らが全国の事故現場に黄色い風車を供える運動を進めている。犠牲者を悼むとともに、ドライバーや地域住民に注意喚起するのが狙いだ。大阪市北区梅田で堺市東区の会社員、鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件など悪質な交通犯罪が後を絶たないなか、遺族らは「私たちと同じ悲しみを二度と繰り返させてはならない」と呼びかけている。

 運動を進めているのは、交通事故で肉親を失うなどした148家族でつくる「TAV交通死被害者の会」(大阪市北区)。平成11年3月に設立され、遺族の支援や、道路交通法の厳罰化など交通制度の改善を訴え続けてきた。

 風車を供えるアイデアは遺族の1人が発案。注意喚起する黄色を基調としたデザインに仕立て、「犠牲者の日」の統一アイテムに採用した。天国からのメッセージを主題にしたヒット曲「千の風になって」にちなみ、全国の現場1000カ所に置いてもらうことを目標にしている。追悼の意を込め、白い花もささげてもらうという。

 風車のうち100個は遺族らが組み立て、「犠牲者の日」の前日にあたる15日に、大阪市阿倍野区で内閣府などと共催で開くシンポジウム会場に供えたあと、16日の「犠牲者の日」に街頭で配布。型紙は同会のホームページ(HP)で無料公開されているため、印刷して自作することも可能だ。

 6年前に長男の直樹さん=当時(22)=をバイク事故で亡くした元声楽家の森本祐二さん(54)=兵庫県川西市=は「一斉に風車が回ることで、死者ゼロへ向けた“風”を起こしたい」と話している。

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