社会
捜査情報開示を 交通事故被害者遺族が警察学校で講演
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交通事故で家族を失った遺族らでつくる「TAV交通死被害者の会」(事務局・大阪)のメンバーによる講演会が十七日、芦屋市朝日ケ丘町の兵庫県警察学校であり、警察官に遺族の悲しみを伝え、「交通事故をゼロにするため力を貸してください」と呼び掛けた。
講師は、同会事務局の森本祐二さん(54)=川西市。二〇〇二年、大学院へ進学が決まっていた長男直樹さん=当時(22)=を交通事故で失った。バイクで帰宅中、芦屋市内の交差点で右折してきた乗用車と衝突、約一カ月後に亡くなった。森本さんは事故の真相を調べようと会社を辞め、目撃者捜しに奔走した。
この日は、同校の初任科生ら約二百五十人を前に講演。目の前で息子が息を引き取った状況を、「少し前まで笑顔だった大切な家族の手が冷たくなっていく。私たち家族だけでなく、息子の親友ら多くの人生が狂ってしまった」と話す。
目撃者がない場合は加害者の証言が重要視されるとして「真相が分からなかったことが一番苦しかった」と振り返る。「捜査の支障のない範囲で被害者家族に捜査情報を開示してほしい」と要望した。(斉藤絵美)
(12/18 08:56)
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